株式会社美保野ポークは1994年に設立されました。社名の「美保野」は本社住所でもありますが、「美しい野を保つ」という思いも込められています。当社の経営基本方針である「地域環境への配慮を怠らず、愛情を以て飼育し、安全・安心で美味しい豚肉を提供する事で健康な食生活に寄与する」にも繋がっております。
2018年の12月に環太平洋経済連携協定(TPP11)が発効され、これによってアジア太平洋地域に人口が5億人を超す巨大な自由貿易圏が誕生しました。日本にとって工業分野の輸出に追い風となるほか、輸入食品の値下がりも期待されますが、海外農産物の流入が国内農業に試練となり食料安全保障の弱体化が加速する懸念は拭えていません。
養豚業界も輸入量が国内生産量を上回り国内需給率が50%を割り込む状況となっています。美保野ポークグループの豚肉生産量は6,000㌧/年間に達しました。これは、1世帯当たりの豚肉消費量20kg/年間からすると約30万世帯の食卓にお届けしていることになります。「国産」というブランドの一翼を担う会社として身の引き締まる思いです。
「家族に食べてもらいたい豚肉作り」をモットーとして、グループ全社一丸となり未来に向けた生産に取り組んでまいります。